第1位  「白い恋人」
白い恋人  「白い恋人」は石屋製菓(札幌市、石水勲社長)が昭和51年12月に発売を始めたお菓子。
 当時のチョコレートブームの中で、「べとつかずにおしゃれに食べられるチョコレートを」の発想から、ホワイトチョコをクッキ ーでサンドするアイデアが生まれたもの。
 商品名の「白い恋人」は、石屋製菓の現社長、勲氏の父親で創業者の幸安氏が、雪が降ってきたのを見て「白い恋人たちが降ってきたよ」 といった言葉に由来する。
 爆発的なヒットとなったのは、発売翌年の昭和52年10月に機内食に採用されたことから。その後は旅行者の口コミで拡がり、北海道を代表 する銘菓に育った。現在は年間約70億円を売り上げるまさにおばけ商品。
 「白い恋人」は、最高品質の小麦粉や卵、厳選された北海道産の良質なフレッシュバターを使う等、本物にこだわった。包装はシンプルでお しゃれな白を基調とし、夜空から雪が降る高級感あふれるイメージだ。
 「白い恋人」は北海道のみで販売を行っており、首都圏では秋の北海道物産展で販売されるくらいだ。道内限定販売で北海道にこだわった戦略 も土産品としてトップブランドに育った秘訣だろう。
 (石屋製菓 011─666─1483)

第2位  「辛子明太子」
辛子明太子
写真提供=ふくや
 明太(メンタイ)は、韓国語でスケトウダラを指し、「めんたいこ」は、スケトウダラの卵(たらこ)。「辛子明太子」は、韓国のキムチにヒ ントを得て、戦後間もなく大陸から引き揚げてきた人たちが考え出したものという。スケトウダラの卵を唐辛子に漬込んだ「辛子明太子」は、ピ リッと効いて酒の肴にもってこいで、アンケートでも年配者の支持が高かった。
 現在は100社以上のメーカーが製造、売上も年間1000億円をゆうに超えるまでになった。
 ふくや(福岡市)では、人気の秘密について、「博多生まれの博多育ちで知名度があること」「そのままでも、食材として料理に使ってもおい しい」点をあげる。客層は千差万別で、若い人から年配まで幅広く購入している。
 同社では、「明太子はもともと赤い色のイメージが強いが、最近では原料そのものの自然な色で、無着色の商品も人気がある」と傾向を説明す る。同社はネット限定で添加物を一切使用しない『純』という新しい明太子の販売を昨年から始めた。
 同社は直営店(福岡37店、東京2店)と、通販、ネット販売のみで、卸売りは行っていない。一番売れているのは150g入1000円の商品という。 ちなみに、同社の明太子売上高は11年度実績で約113億円。
 ふくや(092─291─3575 http://www.fukuya.com

第3位 「萩の月」
萩の月  「萩の月」は、昭和 52年に発売が始まった。菓匠三全(宮城県大河原町)では、「消費者に『どんなお菓子を食べたいのか』アンケートをおこな ったところ、『しっとりとしたお菓子が食べたい』という回答が多かったことから、当時人気のシュークリームの皮をスポンジに変えて発売した」と 開発にあたってのコンセプトを説明する。
 ネーミングは、萩の花の咲き乱れる宮城野にぽっかりと浮かぶ名月をイメージして付けられた。オリジナルカスタードクリームをたっぷり使い、ふん わりとした高級カステラで包み、しっとり感ある「萩の月」は、消費者の嗜好をとらえ、老若男女を問わず高い支持を得て仙台を代表する銘菓となった。
 商品アイテムは7個入〜32個入までそろえており、売れ筋は7個入1,000円と10個入1,500円の商品だ。
 宮城県内の直営 20数店と県内百貨店や駅、空港売店などで販売するほか福島、山形、岩手の一部でも販売され、今や東北の代表土産品となっている。
「萩の月」の人気は、全国各地の観光地に「◯◯の月」といった土産菓子を誕生させる一つの現象ともなった。
 菓匠三全 0224-52-3000 http://www.sanzen.co.jp/

第4位 「八ツ橋」
聖護院八ツ橋
写真提供=聖護院八ツ橋総本店
 ニッキ(肉桂、シナモン)の独特な香りの京銘菓「八ツ橋」。江戸時代初期の琴の元祖八橋検校を偲んで、琴に似た干菓子を「八ツ橋」と名付けて、 参道の聖護院の森で土産品として売り出したのが始まりといわれ、300年以上の歴史を持つ。
  「八ツ橋」は焼き上げた干菓子が始まりだが、「生八ツ橋」も早くから商品化されていた。ただ日持ちの問題で全国に知られるには交通網の発達が欠 かせず、つぶあん入りが登場して、「生八ツ橋」の人気が上昇したのは昭和40年代初めの頃だ。
 現在では「生八ツ橋」が主流となり、若い人などは、「八ツ橋」といえば“生”をイメージするほどになった。
 元禄2年(1689年)創業の聖護院八ツ橋総本店(京都市)の売れ筋は、つぶあん入り生八ツ橋「聖」抹茶詰合せ。800円、500円、1,000円の3アイ テムで年間約 180万個を販売する。
 八つ橋市場は100〜110億円とされるが、うち「生八ツ橋」が70〜75%位を占めるようだ。
 聖護院八ツ橋総本店(075-761-5151)

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