第22位 「シューマイ」

写真提供=崎陽軒
横浜の土産品として人気の高いシューマイ。当初横浜駅構内で牛乳や餅などの販売を行っていた崎陽軒(横浜市)が、「横浜ならではの 名物を」ということから、南京町(今の中華街)で、つきだしに出されていたシューマイに注目して売り出したのが昭和3年のこと。
 商標の「シウマイ」は、中国語の発音や、“ウマイ”の3文字が入っていたことなどから「シューマイ」ではなく「シウマイ」に。
 「シウマイ」は、豚肉と帆立貝柱の2つがお互いの味を引き立て合うところに独特の味とおいしさがある。主な原材料 は、豚肉、帆立貝柱、玉ねぎ、グリンピースで、帆立はオホーツク海の天然帆立貝柱を使用、添加物は一切使わず、 素材の旨味を引き出しているのが特徴で、赤い箱の基本デザインも昭和3年当時のままだ。
 横浜を中心に神奈川県内や首都圏の駅売店、百貨店などで販売されるほか、真空パックは北海道から九州・沖縄まで全国展開されている。
 「昔ながらのシウマイ」は、6個入230円、15個入510円、30個入1,000円。昭和42年11月には真空パックにしたレトルト食品を開発して、常温で約6ヵ月の長期保存を 可能とし、遠方への土産品ニーズに対応、日本で初めて真空パックの名称を使った商品となった。
 (崎陽軒 045-441-8851 http://www.kiyoken.com/

第23位 「ままどおる」
 福島の代表的な土産品、「ままどおる(mamador)」は、スペイン語で“お乳を飲む人”を意味する名前だ。
 三万石(福島・郡山市)がこれを発売したのは、昭和42年1月1日。バター、牛乳、卵などの乳製品をふんだんに使い、「すべての人々が母親の母乳を飲むのと同じように、 子供から年配の人まで食べていただければ」と開発された。
 同品はそのネーミングにふさわしく、手でつまみやすい形状、しっとりとした心地よい甘さなどまさに母親のやさしさを 感じさせてくれるお菓子だ。
 福島県内を中心に東北地区に直営 35店鋪、首都圏に2店鋪のほか、県内のキヨスクやスーパー、高速道路サービスエリアなどで販売されている。
 福島みやげとして人気のほか、お盆や年末年始などの贈答用としての需要も高い。
 同品は1個 80円、5個入400円、10個入800円、12個入1000円、18個入1500円、24個入2000円のアイテムをそろえており、主流は10個入の商品。15年ほど前からはチ ョコ味の「チョコままどおる」も10月〜5月までの期間限定で販売している。
 (三万石 024-956-5101)

第23位 「わさび漬」

写真提供=田丸屋本店
 静岡の名産として知られる「わさび漬」。わさびの食用の歴史は今から1000年以上も前にさかのぼり、わさびの栽培 は400年ほど前に安倍川上流の有東木で始まったようだ。
 江戸時代後半、行商が安倍川上流のわさび産地で「わさびの味噌漬」をごちそうになり、独特の風味と辛さに魅せられて持ち帰ったのが「わさび漬」の始まりとさる。
 明治8年に漬物屋として創業した田丸屋(静岡市)の初代望月虎吉が、東海道本線開通直後に静岡駅の 構内営業権を取得して土産物として「わさび漬」の販売を始めた。
 当時の寿司桶にヒントを得て「平樽」を考案、汽車の窓から旅人に販売したところ、ユニークな樽入の「わさび漬」が評判となり、全国に静岡名産として知られる ようになった。
 「わさび漬」の約半分は酒粕なので、酒粕の善し悪しが味を大きく左右するが、田丸屋は新粕を3〜6ヵ月寝かせ、熟成したものを数種類ブレンドして「わさび漬」を 造る。酒粕は熟成することで、旨味やまろやかさが加わることから、創業以来、熟成酒粕を使った製法を守っている。
 同社の「わさび漬」は土産用が170g1000円、家庭用が70g400円を主力に、東京〜大阪の百貨店、高速道路売店、空港売店、駅キヨスクなどで販売されている。 防腐剤や添加物を使わない自然の辛さとわさび本来の香りを大事にする同社製品のファンは多く、特に40歳以上の客に人気だ。
 (編集協力=田丸屋本店 054-254-1681)

第23位 「さつま揚げ」

写真提供=秋栄
 魚のすり身を油でこんがり揚げた「さつま揚げ」は鹿児島では「つけあげ」と呼ばれ、お祝い事には欠かせない食材。 江戸後期の薩摩藩主島津斉彬公が沖縄の油料理「チキアーギ」をまねて作らせたものといわれる。
 「さつま揚げ」は脂肪分の少ないとれたての新鮮な魚をすり身にして、地酒など地域独特の味付けを行って油で揚げる。油は菜種油を使わないと、いい香りと揚げ色が 出ないとされる。
  鹿児島には「さつま揚げ」の製造業者が160社近くあり、年間生産量はおよそ7,500トンに及ぶ。
 昭和 30年創業の秋栄(指宿市)は、これまであまり見られなかった種もの(くわい、菜の花、貝柱、ニンニク等)を使った「さつま揚げ」や、魚肉の塩摺りに海洋深層水を 使うなど積極的な商品開発を行い、他社との差別化を図る。
 同社のレギュラー商品は100g200〜280円。季節限定で「菜の花」「ミニアスパラ」「完熟かぼちゃ」のさつま揚げ(各1枚100円)なども販売。指宿の本店「薩摩揚本舗  小田口屋」で販売するほか、百貨店の物産展等の催事販売や通信販売(0120-502-378)も行う。
(編集協力=秋栄 0993-22-2077  http://agetai-tabetai.com

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