第5位 「赤福」
赤福  伊勢神宮の門前にある赤福(三重県伊勢市)の創業は宝永4年(1707年)、「おかげ参り」というお伊勢参りのブームがあった頃。
 その当時京都からきたお茶の師匠が、店で食べたあんころ餅を大層喜んで『赤心慶福(せきしんけいふく)』の言葉を与えたことから、主の治兵衛が、「これ こそ餅の名前にふさわしい」と、二字をとって「赤福」と名付けたという。
  『赤心慶福』は、「赤ん坊のような嘘偽りのないまごころを持って自分や他人の幸せを喜ぶ」という意味で、同社ではこの言葉を社是としている。
 「赤福」の形は、五十鈴川のせせらぎをかたどっており、白い餅は川底の小石、餡の付けた三筋の型は清流を表す。材料の餅米、小豆は品質にこだわって産地を 探して特別に取り寄せ、砂糖も赤福専用に作ってもらっている。当初は塩餡だったが、その後黒砂糖になり、明治44年から白砂糖を使っている。
 西は神戸から東は名古屋までの駅、空港、百貨店で販売しており、値段は8個入り600円、12個入り900円、20個入り1500円。
 (赤福 0596-22-2154)

第6位 「長崎カステラ」
長崎カステラ
写真提供=福砂屋
 長崎といえばカステラが全国的にも一番なじみある土産品。大航海時代の16世紀に日本に伝わった南蛮渡来の菓子で、名前の由来は、スペイン中央部のカスティ ーリャ地方の地名からきているようだ。
 16世紀頃イベリア半島にあったカスティーリャ王国のお菓子で、長崎に来航したポルトガ人が、「カステラから伝わってきたお菓子」と伝えたことから、日本で は「カステラ」と呼ばれるようになったという。
 長崎には数多くのカステラ屋さんがあるが、地元で御三家と呼ばれるのが福砂屋、松翁軒本店、文明堂総本店。福砂屋が寛永元年(1624年)の創業で、現在は15 代目に当たる。松翁軒が天和元年(1681年)の創業でともに300年以上の歴史がある。文明堂は少し遅れるが、それでも明治33年(1900年)創業と100年は経つ。
 カステラのしっとりしたおいしさの決め手は卵の泡立てにある。卵を手割りで白身と黄身に分け白身を十分に泡立て、その後に黄身とザラメ糖を加える別立法 (べつだてほう)と、ミキサーで卵やその他の材料も一緒に撹拌する共立法(ともだてほう)があが、福砂屋は別立法で創業以来手作りを守り、卵の手割りから焼き上 げまで一人の職人が仕上げて、手立ての泡のよさから生まれるふっくらとしたカステラを作る。
 カステラの値段は1斤(580g)1,400円、0.5斤700円が主流だ。観光土産品のほか中元・御歳暮などギフト需要も高い。
 (福砂屋 095-821-2938)

第7位 「マルセイバターサンド」
 北海道の土産品として人気の「マルセイバターサンド」は、ホワイトチョコレートで知られる帯広市の六花亭製菓の商品。「ホワイトチョコレートを使ったお菓子」と して開発され、同社が商号を「六花亭」に変更した昭和52年5月に発売された。
 十勝のフレッシュバターを主原料に、レーズン、ホワイトチョコとブランデーをミックスしてクッキーでサンド。厚さ約1センチとボリュームもあり、『素朴ながらも 奥深い味わい』と北海道を訪れる観光客などから高い支持を得て、今では同社のトップ商品になっている。
 包装紙は明治30年代に十勝開拓の祖、依田勉三翁経営の晩成社牧場がバターを発売した当時に使ったラベルを模写したもので、中央には商品名の由来となる“成”の丸 囲み文字が、また当時はバターをバタと呼んでおり、包装紙にも“バタ”の表記が残る。商品は1個95円、4個袋入380円、箱入が5個500円〜30個3000円まで揃って おり、10個入1000円を中心に売れている。道内の土産品店や空港売店、札幌丸井今井本店などのテナント店(27店)や同社直営店(11店)で販売されているほか、道 外では百貨店の北海道展など催事で販売されており、すぐに売り切れる人気商品だ。同社は、文化活動にも積極的な企業としてよく知られている。
 六花亭製菓 0120-012-666 http://www.rokkatei.co.jp/

第8位 「うなぎパイ」
 「夜のお菓子」「子供は食べると夜眠れない」など意味深なエピソードと共に、静岡・浜名湖の名物土産品として全国に知られるようになった「うなぎパイ」は、 昭和36年12月の発売。地元にはうなぎの生産量日本一の浜名湖があり、知名度の高いうなぎを使った土産品として開発された。
 うなぎのイメージをだすために、一方の先端をひねって焼いたり、また蒲焼きのように竹串をさして焼いたりなど苦労を重ねて現在の「うなぎパイ」は誕生した。
 北海道十勝のフレッシュバターなど厳選した原料に、浜名湖のうなぎエキスを吸着させた粉を使い、生ニンニクすりおろしやガーリックなどを隠し味としている。ビ タミンAはうなぎ蒲焼き100gと同量入っているという。翌37年には駅キヨスクでの販売も始まり、包装機械も導入して量産態勢を整え、個包装のラベルも夜のお菓子に ふさわしい赤まむしドリンク風に切り替えた。
 「夏バテ防止に、元気の源に」といううなぎのイメージに加え、軽くて日持ちがいいことからヒット商品となり、今で年間約6千860万本、末端売上げ50億円と土産 品の代表格に。浜松市の直営店や静岡県内の観光地、高速道路売店、東京〜大阪の駅キヨスク売店、新幹線内などで買うことができる。
 10本入箱600円〜缶入3000円のほか、高級ブランデーの香りを加えたVSOPやナッツ入、詰合せも販売、また、東名高速売店専用商品など充実したアイテム群だ。特に袋入のナッツミニ(10個入500円)は車中用に人気が上昇している。
 春華堂 053-442-3100 http://www.shunkado.co.jp/

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