第9位 「笹かまぼこ」
笹かまぼこ
写真提供=鐘崎
 「笹かまぼこ」は、明治時代の初期に地元の料理人がヒラメの肉をすりつぶして火であぶったのが原点。
 現在の主な原料はキチジ(キンキ)、スケトウダラ、タイだが、元々はヒラメで作ったものが本来の笹かまぼこと言われる。
 「てのひらかまぼこ」「べろかまぼこ」「木の葉かまぼこ」などと呼ばれていたが、昭和に入って仙台藩主伊達家の家紋『竹に雀』にデザインされている仙台笹を 用いて「笹かまぼこ」の名称が各社で統一された。「笹かまぼこ」は生ものなので販路が限られていたが、真空包装の発達で日持ちが良くなり、1982年には東北新 幹線が開業、1987年にはNHK大河ドラマ「独眼竜政宗」放映もあり全国的に知名度が拡がり、お土産需要が大幅に増加した。
 笹かまぼこの大手メーカー鐘崎では、笹かまぼこ売上が年間38億円に達する。同社では「笹かまぼこは高タンパク・低カロリーなヘルシーフードで、おつま みにもおやつにも気軽に食べられる」と人気の秘密を挙げる。30代〜60代の主婦層の支持が高いという。
 おすすめ品は1枚100gある大判かまぼこ「大漁旗」 ( 200円)。鯛・ぐち・鱈などを贅沢に使い、ボリュームたっぷりに焼き上げており、6枚入1,200円 〜20枚入4,300円まで揃う。
 (鐘崎 022-231-5141 http://www.kanezaki.co.jp/

第10位 「ひよ子」
ひよ子  名菓「ひよ子」は、大正元年に福岡・飯塚で誕生した。
 創業者の石坂茂氏が考案。当時の飯塚は養鶏が盛んだったことからニワトリは身近な存在で、ひよこの発想につながったという。立体的な形の菓子は当時と しては画期的なものだった。
 昭和 32年に福岡市内に進出、積極的に宣伝活動を行って九州を代表する名菓に育て、昭和 39年には東京進出を果たした。土産品として高い支持を受ける「ひよ子」 は今では東京みやげとしてもすっかりおなじみだ。
 「名菓ひよ子」は、餡は北海道の上質の大手亡豆、生地は熊本で特別に生産されるひよ子ブランドの小麦粉を使い、品質管理も徹底している。平成2年には福岡 市に完成した本社敷地内にレジャー施設「ひよ子ランド」をオープンさせ、地域の子供たちに喜ばれている。
 同社グループでは全国に販路を拡大、現在は北海道から九州まで全国のショッピングセンターなどのテナントを合わせて130店鋪を展開する。そのほか、空港や 駅、高速道路売店でも土産品として販売され、株式会社ひよ子で、年間約100億円を売上げ、そのうち、60%を「ひよ子」が占める。
 「ひよ子」は1個 80円。5個入450円〜50個入4,500円まで揃えており、主流は11個入1,000円〜16個入1,500円の商品。昭和 59年に発売開始した「ひよ子 サブレー」も好評で、売上げシェア 10%にまでなっている。
 (ひよ子 092-561-7111 )

第11位 「もみじ饅頭」
もみじ饅頭   “もみじ饅頭といえば広島”が今ではすっかり定着しているが、これは昭和55年頃に漫才師のB&Bが取り上げて以来、広く知られるようになったもの。
 広島は古くから紅葉の名所が多く、これらの場所ではもみじ饅頭が作られていた。言い伝えでは明治の中頃、宮島を訪れた伊藤博文公がお茶菓子として出された もみじ饅頭をいたく喜び、可愛らしいお女中の手をもみじにたとえたとされる。
  誰にでも喜ばれ、会社のお使いものや修学旅行生の土産品にも人気のもみじ饅頭。広島県下にはおよそ100社のメーカーがあり、約100億円の市場規模という。
 大手のにしき堂(広島市)は今年創業 50周年を迎えるが、昭和 28年にもみじ饅頭の製造を開始。当時、炭で焼かれていたもみじ饅頭のガス化に成功して高度機 械化・クリーン化に努めて成長した。現在は県内の直営9店鋪のほか、駅売店、高速道路エリア、デパートなどで販売する。
 北海道十勝産の厳選された小豆だけを使い、水も名水と評判の地下水にこだわり、販売も衛生完備で年中無休の工場から出来たての商品のみを提供するために県内 に限っている。もみじ饅頭だけで年間約25億円の売上があり、一日当たりの最高生産量は約30万個に達するという。
 同社のもみじ饅頭は、1個 60円、8個入530円〜40個入2830円(税込み)のアイテムをそろえるほか、「もみじ詰合せ 錦もみじ」(こしあん、粒あん、抹茶、 お芋、黒糖、チーズクリーム」チョコレート、りんごの8種類)も販売している。
 (にしき堂 082-262-3131)

第12位 「東京ばな奈」
東京ばな奈   「東京ばな奈」はグレープストーン(東京・阿佐ヶ谷)が91年12月に発売。今年がちょうど10年目だが、すでに東京みやげのトップブランドに育ち、年間売上も 約40億円に達する。
 人気の秘密はその味とキャラクター性にある。ネーミングとデザインでおしゃれな女の子を連想させるキャラクターづくりが親しみやすさ、わかりやすさにつな がった。
 「東京ばな奈」は、『東京らしい東京みやげを育てよう』という夢のもと開発され、老若男女誰にでも喜ばれる味としてバナナを採用した。
 バナナらしさを追求するため、少し曲がらせミニバナナの大きさで可愛い形とし、クリームにはバナナを裏ごしにしたバナナピューレを使い、香料臭くない自然な バナナ風味を追求。スポンジは一度焼いてから蒸すことでソフトな食感とするなどの工夫を凝らした。
 発売当時の価格は8個入で税込999円。消費税が導入され、1000円札で1000円のものが買える実感を大切にした。ネーミングは覚えやすいように東京土産のバナ ナのお菓子であることをダイレクトに表現。また、擬人化するため「ばな奈」とし、東京のおしゃれな女の子っぽくした。
 「東京ばな奈見ぃつけたっ」のコピーも土産らしい懐かしさが漂い、ヒット商品の一つの要因になっている。パッケージはおしゃれな女の子をデザインしてリボン をつけた。「東京ばな奈」は、8個入1000円、16個入2000円(税込)。
 羽田空港、東京駅キヨスクや百貨店に展開する姉妹店「西洋和菓子 銀のぶどう」で東京みやげとして販売されている。シリーズ展開も行っており、チョコばな奈、 ばな奈パイ、ムーンゴーフレット、アイス、プリン、生シュークリーム、どら焼き等が販売されている。
 (グレープストーン 03-3316-0354)

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